若かりし日の私にっとって
雪の降る日は
ヘアーがまとまらない
サイテー、最悪の日
いつからかそんな私が
雪が積もると
テンションが上がる日に変わったのは
あの時から・・・・
確か２００３年とか４年
オーエルだった私は
友人と共に韓国へ
到着したその日は
フラっと街中で軽く遊び
翌日から本格的予定を実行！
その翌日
７５年ぶりか１００年ぶりかの
大雪が降った
どれくらいの大雪かといえば
日本からの韓国便は欠航が多く
（引き返した便も多かった）
運よく飛行機が韓国に着陸しても
ソウル中心部まで１８時間くらいかかった
（らしい）
一緒に行った友人は
私の作った旅のしおりを握り締め
なんとしても
計画遂行するという
出さなくてもいい強い意志を
大雪が降る中なぜか出し
日本人が激減したソウルで
私の立てた強行スケジュールを
こなし終わったのは
もう地下鉄の終電が終わった時間
豪雪で人は歩いていないし
タクシーも走っていない
荷物番を交代しながら
タクシーを追っかけること
小一時間
ようやくつかまったタクシーは
料金をいつもの
１０倍の値段をふっかけてきた
背に腹はかえられぬ
ホっとしたのもつかの間で
なぜかホテル前でなく
タクシーはやや離れた場所で停車
すると
１０倍の値段は一人分の値段だ
といい始め
手持ちがないからホテルで払うと言うと
ここで払えと言い張るし・・・・
ホテルに電話させてとお願いすると
絶対だめだと言うし・・・・
雲行きが怪しい
友人に全部荷物を持たせ
先に車を降りてホテルに向かわす
夜目に自信のある私が
約束の一人分の支払いをノロノロとする
「さやさーん」
の友人の声で私がダッシュして逃げようと
２メートル位積もった場所からダイブ
そのすぐ先で
友人も荷物をにぎりしめ
雪に埋もれていた
（落ちたらしい）
雪で身を隠し
埋もれたまま見上げた
異国のグレーの空に
ざんざんと降る
結晶も見えるおおきな雪の粒
あの日埋もれた時の雪に比べたら
広島の雪はかわいいもんだわい♪
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